通常版とAVX2版の音の違い

フォーラム TuneBrowser 通常版とAVX2版の音の違い

  • このトピックには8件の返信、4人の参加者があり、最後にChartreuxにより3年、 7ヶ月前に更新されました。
9件の投稿を表示中 - 1 - 9件目 (全9件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #9184
    Chartreux
    参加者

    AVX2版が出てからずっとAVX2版 64bitを使用して来ていたので今まで聴き比べたことがなかったのですが、

    今回たまたま別の問題で4.16.0に戻すことになり、過去バージョンは通常版しかないので通常版 64bitを入れて聴いたのですが、何か少し音の出方が違うと感じました、いつも聴いている音より少し物足りない感覚です。

    気のせいだろうと思ったのですが、そういえばOSのバックアップファイルからAVX2の本体も戻せばいいことに気づき、4.16.0のAVX2版に戻し、直前に聴いていた曲を聴いたらいつも通りの音が出てきました、こちらの方が断然好きな音です。

    正直音質に関してはどちらを使っても、聴き比べられるか分からない程度の違いしかないだろうと舐めていました、AVX2に対応していれば処理が高速化されるだけで、再生時のリアルタイムな描画関連は進捗バーくらいしか使っておらず、負荷がかかりにくい状態で普通に再生する分には音質への影響はないだろうと思っていました (CPUは9900K)

    ここまで露骨に変わるとは… 聴き比べたことない方は1度比べてみるといいかもしれません、どちらの音が好みか意見が分かれそうな程度には違いを感じたので。思わずトピックを立ててしまいました。

    少し逸れますが、初めて使った時が何年前かもう覚えていませんが、その時TuneBrowser出会えて良かったです。意見交換やバグ報告でTuneBrowserを良くするのに貢献してきてくれたユーザーの皆さんと、こんなに素晴らしいソフトにしてくれたTikiさんに大きな感謝!

    #9200
    Tiki
    キーマスター

    こんにちわ。

    まず、TuneBrowserを長きに渡ってご利用いただきありがとうございます。別項での起動時間が長くなったのでは、という話もありますが、できることなら以前よりも良くなりたいと思いながら何とか開発をつづけてこられたのもChartreuxさんはじめ皆さんのご協力のおかげです。当人は開発中はともすれば「木を見て森を見ず」という状態になる可能性もありますので、今後もお気づきのことがあればお知らせいただけると有難いです。

     

    それで、AVX2版の音質のお話し、興味深い話題をありがとうございます。わたし自身もAVX2版をリリースしたときには、これは画期的改善と思っていました。「画期的改善」というのは、かならずしも音質に直結したことではありませんが…。

    音楽再生ソフトウェアによる音質差については、明確な音質的意図をもって開発されている方もおられるようですが、わたし自身はそのような音質操作に関する意図的なことは行っていません。先日「”TuneBrowserは高域を操作している” と断じている人がいる」と教えてくれた方がおられましたが、そういう話があるとしたらそれはまったくのデマ情報で、TuneBrowserはそのような操作は行っていません。

    高域を操作していることはないのですが、結果として高域がきれいに、あるいは澄んで聴こえるということはあり得る話かもとは思います。TuneBrowserの再生系の処理でわたしがとくに注意を払っているのは、データの精度とCPUの負荷です。前者は言うまでもないと思います。後者は (ここから先のハードウェアのことはわたしは素人なのであくまでもわたしの理解ですが)、結果としてPCに何らかの形でつながっている機器のGNDに影響しているのだろうと思っています。AVX2は、その部分に影響を与えていると考えられます。ただ、その影響は、たとえばPC (Windows) の設定で、省電力のためのクロック変動を許容しているのかいないのか、メモリのスワップを起こしているのかいないのか、といった環境要因で埋もれてしまう可能性もあるかもしれません。

    最近、別のトピックでリサンプラ―の音質の良し悪しについてのご質問があり、そこでは「良いか良くないかではなく、好きか好きでないか」だと思う旨お応えしました。リサンプラ―についてはいまはそう思っています。AVX2適用はじめTuneBrowserで日々やっている改良は、どちらかというとその逆で「好きか好きでないかではなく、良いか良くないか」であり、データの精度にしてもCPU負荷にしても、良いと思ってやっています。ただその結果として出てきた音を、好きか好きでないかという話はあって当然です。仮に高域に気づきがあるような音に聴こえたとして、オーディオ関係で高域と言えばわたしが思いつくのはB&Wのダイヤモンドツィータ、アキュフェーズのアンプ、ロジウムメッキといった話で、どれも賛否両論です (くり返しますが、TuneBrowserがそういう音を出すというわけではありません)。

    ちょっとズレたような話をしてしまったとしたらすいません。また、CPU負荷と言いながら描画を派手めにしてるじゃないか、というご指摘もあるかもしれませんが、そこはまあ趣味、楽しみのための道具ということで。(^^;

    #9204
    Chartreux
    参加者

    私の使い方もある程度決まってしまっているので、何かに気づいたり意見を出したりは他のユーザーさんの方がお役に立てると思いますが、今後もTuneBrowserは愛用していきますので、よろしくお願いします。

     

    そういう話は嫌いじゃないです、このフォーラムは以前Tikiさんも仰っていたと思いますが、基本的にバグや要望、使い方の相談が主で、こういう類の雑談はされませんから、こういう話題 (トピック) もあったら良いなと感じますね。参加しても良いですし見るだけでも参考になることもありますし。

    高域うんぬんは私も見たことがあります、私が見たのは操作ではなく高域が出過ぎのような言い方でしたが。

    当然他のソフトと比べて言っているのだと思いますが、そもそもどれを基準に話をしているのかが分からないことが多いです。そして高域も中域も低域もバランスが良いソフトというのは、その人の機器類と音の出口が大きく関係してきますし (そういう言い方をする人は自分の環境は言わない人が大半です)、結局は全体のバランスによってどれがキツイとかキツくないとかになってくると思うわけです。

    自分の聴いている音のバランスの絶対値を相手に示すことが出来ないので、良いとも悪いとも言いづらく、結局は好みという言い方になります。今回の無印版とAVX2版の場合は、あくまで例えとして違いを言葉にするなら、無印版よりAVX2版の方が音が分離して聴こえるから1音1音が綺麗に聴こえて好き、という感じであくまで単純な比較になるだけであって、音が分離するからAVX2版の方が良いということにはなりません。なので自分で聴いて判断するしかないんです。でもそういう情報は全く無駄ではなくて、誰かが音が違うといえば、それを見た誰かはじゃあ聴き比べてみようかなとなり、その結果みんなで感じた情報を共有出来れば、1人でも多くの人を好みの音に近づけることに繋がると思っています。

    リサンプラーなども手軽に試せる訳ですからまずは聴いてみて、まず音が変わったと感じるかどうかが重要で、変わったと感じたら聴き比べて好きだった数値に設定すればいいんですよね。そこに他人の判断はいりません。その人にとってはそれが良く、それを他人に説明する時はこういう音が好きかどうかという言い方になるわけです。リサンプラーなどはそもそも使いたくないという方もいますが、そういう方はわざわざ否定するのではなく、自分の中で完結していれば良いんです。具体的な理論を説明してくれる人はいると助かりますけどね。それを知って考えを改める人もいますから。

    PCでのオーディオは影響が出るところが多すぎるという意見が多いですね、CPUの負荷にしても省電力モデルのクロックを絞って使うのが良いという人もいれば、ハイエンドモデルで余裕があったほうが良いという人もいますし、PC電源のリップルノイズがうんぬんとか、Windowsのプロセスカットを徹底的にやったりだとか、全てを考えていたら大変すぎます。オーディオの為にどこまで時間を割けるかという話ですね。

    ここまではユーザー側の話で、開発者目線で考えるならば、開発者が今回の話題で言えば、データの精度やCPU負荷などはしっかりと考えを持ってやってもらわないと良いソフトは出来ないと考えます。開発者の好きな音にするのと、精度や負荷の軽減で音の出を良くしようとするのでは全く話が違うからです。単純にソフトとして出来が良いか悪いかという話ですね。例えばビットパーフェクトすら実装されていなければ、音質を気にする人に見向きもされないのは誰にでも分かることです。あとは多量の問題を抱えてるソフトが、バグは多いが音は良いですと言われても信用出来ません。

    そこでTuneBrowserは再生自体に不必要な描画が多いからシンプルなソフトと比べて負荷が高くなるじゃないかという話にもなりますが、実際にTuneBrowserの出音を聴いて、音が悪いと感じたとして、それは描画が無駄に多いからだと思う人は、所謂音質特化で有名なソフトを使用してみればいいだけなんです。利便性と音質は突き詰めると両立が難しいですから、ピュアオーディオと言われるものをやっている人からすればPCオーディオなんて辞めちまえってなるわけで。せっかくPCでオーディオやっているんだから利便性や趣味を重視しても良いと思うんですよ。TuneBrowserの音が悪いと言っているわけではありませんので誤解なきよう、私は私の考えのもとで、音質を重視しつつも利便性もと考えてTuneBrowserを選んでいますから。

    長々と御託を並べてしまいましたが、結局はユーザー側は自分の好きなようにやれってことですね、自分で聴いた音が全てですから、私はこんな感じでやってますよ、聴いてますよって楽しくやるのがいいんです。

    #9211
    hi-res
    参加者

    Chartreuxさん、Tikiさん

     

    私にとってすごく興味深い話題だったので反応してしまいました。(^^)

    Chartreuxさんが問題にされたAVX2版と通常版での音質の違い。これは私も実感しました。実は私、AVX2版があるというのを先月の初めまで知りませんでした。^^; ちゃんとサイトに置いてくれてあるじゃないか、と言われれば全くその通りで、半年近く完全に「目をスって」いました。で、PCも新しく組み立てたこともあり(Intel Core i9 10900:第10世代→それまでSandy Bridgeオジさん)、これはAVX2版を入れ直すしかない、と。

    それでAVX2版から最初に音出しをしたところ、「ん??」と思ったんです。「音が厚くなった」「中低音がより出てきた」「ベースのフレーズがより判りやすくなった」「シンバルの音が上品、つまり、より原音に近いのでは」等々。

    Chartreuxさんの書き込みを拝読して、この音の違いを感じたのは私だけじゃなかったと思った次第です。

     

    オーディオに関してはそれこそいろんな方々のご意見、持論があると思うのは全く同感です。そしてTuneBrowserがいわゆる「味付け」無しで、受け取った音楽デジタルデータをそのまま再生させるようにしているという立ち位置はとても素晴らしいことだと思います。まぁ、趣味の世界ですからソフト作者の音の好みになるように「細工」しても構わないのでしょうが、私はこのTuneBrowserの方針に賛同して使わせていただいております。もっともちょっとした音源の再生にはMPC-BEを利用していますが、改まって聴くときは絶対にTuneBrowserです。

    ところで両者の音の違いの原因ですが、勿論私は門外漢ですから確定的なことは言及出来ませんが、おそらくAVX2命令を処理できることからCPUはじめPCのパフォーマンスをより活かせることになり、それが音楽デジタルデータの正確な処理に影響があるのでは、、、などと。

    いずれにしてもなんとも楽しいPCオーディオです。

    #9212
    Chartreux
    参加者

    hi-resさん、こんにちは。

    私もAVX2版が出た頃はi7 3770だったので使えなかったのですが、去年の2月頃に9900Kで自作したタイミングで導入はしていました。ただAVX2に変えた理由は、うまく機能していれば通常版より処理速度が大幅に上がるはずなので、TuneBrowserには特に効きそうだというのが主な理由でした。なので致命的なバグがない限りわざわざ通常版を使う理由がなく、今まで聴き比べをすることもありませんでした。

    それに処理速度が上がったらそれがそのまま音質に直結するわけではないと私は考えていますし (基本的にデータの扱いや精度を重視しています)、CPU負荷と言ってもメモリ周りも付いてきますし、どのモデルのメモリを使っているか、メモリのレイテンシやクロックはいくつか、などでも音が変わってしまうことはあると思います (メモリを変えて聴き比べるなんて苦行はしたくないです)

    つまり違いの要因は私のような素人にはさっぱり検討つかないが、音は確かに変わるということしか言えません!(ぉぃ

    通常版を使ってる時間はかなり短かったんであれですが、通常版はAVX2より静的なイメージでしたね。余韻や倍音が少ない印象でした、それはそれで魅力的なのですが。まぁそれも元がどうだったかで印象が変わるので私の環境では、と言うしかないのですが。

    これからも音質には念には念を入れるくらい気をつけていただきたい思っています (大変な苦労があるんだろうなと思いつつも、これまでのことを考えるとTikiさんなら大丈夫と信じております)

    #9217
    hi-res
    参加者

    つまり違いの要因は私のような素人にはさっぱり検討つかないが、音は確かに変わるということしか言えません!(ぉぃ

    はい、申し訳ありませんが私も同じです(^^ゞ

     

    で、ちょっと考えてみたんですが、 「デジタルオーディオの音質を左右する要因」 は、アナログ部分も含めて

    スピーカー(or ヘッドフォン) > DAC > アンプ > 再生ソフト

    の順だと思います。勿論これには異論のある方がおられるかもしれませんが、長年オーディオに関心を注いできた者としてある程度のコンセンサスは得られるのではないかと思います。それで今回のAVX2と通常版の話では勿論最後の 「再生ソフト」 に関わることです。何を言いたいのかと言いますと、音質の決定に一番後順位である部分でそれほど違いが判別できるほどのことなのか、、、でももしそれでも音質の違いが認められるのであれば(私には認められています)、逆にかなり重要なファクターがそこにあるのではないかと。とすれば、上記の不等式が絶対じゃないとも言えます。

     

    私としてはこれからもTikiさんにおんぶに抱っこして(笑)TuneBrowserを楽しませていだだきたいと思います。

    Chartreuxさん、また楽しい話題をご提供してくださいね(^O^)。

    #9219
    Chartreux
    参加者

    で、ちょっと考えてみたんですが、 「デジタルオーディオの音質を左右する要因」 は、アナログ部分も含めて

    スピーカー(or ヘッドフォン) > DAC > アンプ > 再生ソフト

    私はヘッドホン使用者ですが、音の出口である、スピーカー・ヘッドホン・イヤホンが最初に来るのは9割の人は共感するだろうと思います。ただDACとアンプはそれぞれに投入できる金額がどの程度かによって変わってくると思います。

    ソフトに関しては勿論大事なのですが、ある程度は機器類でカバー出来ると思います。例えばブラウザ、他の音楽専用プレイヤー (あまり名前を出したくないのでなんでも良い)、TuneBrowserで聴き比べをした時に、違いを明確に感じ、これが一番だと判断出来る人ってそんなに多くないと思います。今はネットで大量の情報が飛び交ってますから、そのソフトの評価を見たり、高域が~とかボーカルが~とか見てしまった時点で、正確な判断は難しくなると思います、思い込みってほんとに聴こえ方を変えてしまうので。そういう意味ではみんなも良いって言ってるし、使い勝手も良いし、聴いて良いと思ったからこれにしてるって人は多いと思います。

    少し逸れましたが、通常版とAVX2の音の違いは、例えばTuneBrowserではResampleだとかRAMDecodeだとか音が変化すると感じやすい機能がいくつかありますが、それと似たようなものだと思ってもいいと思いますよ。気にする人が気にすれば、何をやっても音は変わったと感じますから、TuneBrowserでは色々な音の変化が楽しめるくらいの認識で良い気がします。まぁでもせっかくTikiさんが苦労してAVX2や色々な機能含め、リリースしているんだから使ってみて感想を言ってあげるのが今後のモチベーションにも繋がるんじゃないかなと思います。

    重要なファクターというのは個人の考え方次第なので、例えば再生ソフトでイコライザーを使えば音を変化させることができ、それを重宝して使っている人にとってはなくてはならない重要なファクターですから、出口の次に大事ということにもなりえます。なので明確な順位付けは難しいというのが私の結論です。

    そんな私にとって今までの経験の中で最も度肝を抜かれたKaNaDeというインシュレーターがあるのですが、これはTuneBrowserとはなんの関係もないので割愛します。

    #9221
    akasatana
    参加者

    興味深い話です。

    一時期AVX2版使ってましたがAVX系に弱い私の第一世代Ryzenでは違いがわからなかったのと

    何か不具合が出た時期があって(多分おま環)通常版にしました。

    私の環境ではハイエンド(AM4ではない)の方が好みの音が出たので(安い小さいのでは音が軽かった)私はハイエンドPC使う派ですが

    ちょっとしたことで色々な変化が楽しめるのがオーディオの面白いところですよね。

    作者様、フル版でもこの価格で使いやすいソフトを作っていただきありがとうございます。

    無理することなくこれからも開発を続けてください。

    #9223
    Chartreux
    参加者

    こんにちは。

    Ryzenは未だ安定性という面では少し劣るので (特にRyzenが出た頃は、Windwos含め基本的にでIntelでの動作が想定されていたのもあったでしょうから)、Ryzenが原因の不具合だったのかもしれませんね。コスパは良いんですが。

    私も1台であらゆることをやるので (専用PCを使うのは面倒すぎるので) ハイエンドになってしまいます。

    機器を環境を変えて気に入った音を出せても、常に同じ音を出すのは意外に難しいんですよね。(よく言われるのは、深夜は音が良くなったり、ケーブルなどに静電気がたまるだけで音が鈍ったり)

    まぁでもまずは音楽を聴く時に周りが静かなことが重要だと思っています。(密閉ヘッドホンの環境ですがそう感じます)

    Tikiさんほど個人の要望、改善を聞いてくれる人ってほとんどいませんからTuneBrowserを使う側は安心して使えますよね。

9件の投稿を表示中 - 1 - 9件目 (全9件中)
  • トピック「通常版とAVX2版の音の違い」には新しい返信をつけることはできません。