返信先: 通常版とAVX2版の音の違い

フォーラム TuneBrowser 通常版とAVX2版の音の違い 返信先: 通常版とAVX2版の音の違い

#9200
Tiki
キーマスター

こんにちわ。

まず、TuneBrowserを長きに渡ってご利用いただきありがとうございます。別項での起動時間が長くなったのでは、という話もありますが、できることなら以前よりも良くなりたいと思いながら何とか開発をつづけてこられたのもChartreuxさんはじめ皆さんのご協力のおかげです。当人は開発中はともすれば「木を見て森を見ず」という状態になる可能性もありますので、今後もお気づきのことがあればお知らせいただけると有難いです。

 

それで、AVX2版の音質のお話し、興味深い話題をありがとうございます。わたし自身もAVX2版をリリースしたときには、これは画期的改善と思っていました。「画期的改善」というのは、かならずしも音質に直結したことではありませんが…。

音楽再生ソフトウェアによる音質差については、明確な音質的意図をもって開発されている方もおられるようですが、わたし自身はそのような音質操作に関する意図的なことは行っていません。先日「”TuneBrowserは高域を操作している” と断じている人がいる」と教えてくれた方がおられましたが、そういう話があるとしたらそれはまったくのデマ情報で、TuneBrowserはそのような操作は行っていません。

高域を操作していることはないのですが、結果として高域がきれいに、あるいは澄んで聴こえるということはあり得る話かもとは思います。TuneBrowserの再生系の処理でわたしがとくに注意を払っているのは、データの精度とCPUの負荷です。前者は言うまでもないと思います。後者は (ここから先のハードウェアのことはわたしは素人なのであくまでもわたしの理解ですが)、結果としてPCに何らかの形でつながっている機器のGNDに影響しているのだろうと思っています。AVX2は、その部分に影響を与えていると考えられます。ただ、その影響は、たとえばPC (Windows) の設定で、省電力のためのクロック変動を許容しているのかいないのか、メモリのスワップを起こしているのかいないのか、といった環境要因で埋もれてしまう可能性もあるかもしれません。

最近、別のトピックでリサンプラ―の音質の良し悪しについてのご質問があり、そこでは「良いか良くないかではなく、好きか好きでないか」だと思う旨お応えしました。リサンプラ―についてはいまはそう思っています。AVX2適用はじめTuneBrowserで日々やっている改良は、どちらかというとその逆で「好きか好きでないかではなく、良いか良くないか」であり、データの精度にしてもCPU負荷にしても、良いと思ってやっています。ただその結果として出てきた音を、好きか好きでないかという話はあって当然です。仮に高域に気づきがあるような音に聴こえたとして、オーディオ関係で高域と言えばわたしが思いつくのはB&Wのダイヤモンドツィータ、アキュフェーズのアンプ、ロジウムメッキといった話で、どれも賛否両論です (くり返しますが、TuneBrowserがそういう音を出すというわけではありません)。

ちょっとズレたような話をしてしまったとしたらすいません。また、CPU負荷と言いながら描画を派手めにしてるじゃないか、というご指摘もあるかもしれませんが、そこはまあ趣味、楽しみのための道具ということで。(^^;