返信先: 4.17.0以降の音質変化

フォーラム TuneBrowser 4.17.0以降の音質変化 返信先: 4.17.0以降の音質変化

#10130
Tiki
キーマスター

こんにちわ。

バイナリ比較の結果については、ご指摘の通り、わたしもあまり心配していませんでした。ただ、たまたまバージョン間で広範に修正した経緯があったので、明確に説明できる必要があるなと思い、今回の検証環境を用意しました。

出力バイナリデータに差異がない状態での音質の変化は、ひとつ前のコメントや以前のコメントにも書いたように、否定するものではありません。その要素のひとつとして、わたしが思いつく範囲ではコンパイラのちがいというものがあるかも、と思い、今回4.17.4を用意しました。

4.17.4でもやはり4.17.0とは異なっているというご試聴の結果は、残念なような安心したような微妙なところです(^^;。残念な点は、音質の変化の要素がまたわからなくなったということです。安心した点は、古いコンパイラバージョンに縛られる必要がなくなり、これまで通り趨勢の変化に追従して進化していけるということです。

ただ、「あまり時間が取れていないのですが」と書かれていました。もしよろしければ、まだしばらくこの先行版の状態にしておきますので、どこかで改めて比較してみていただけないでしょうか。おそらく集中できる環境と気力(?)が必要で簡単なことではないと拝察しますので気軽にはお願いしづらいのですが、急ぎませんのでできましたらお願いします。

 

音質については、折に触れわたし個人としては「ある一定以上のレベルであれば、良いか悪いかではなく、好きか嫌いかだ」と思う旨、書いてきました。わたしの古いスピーカーB&W 802Dはツィータが特徴的で、登場当時には賛否両論がありました。実際にB&Wの取説には「そのうち耳のほうが慣れてくるから」と書かれています。あるいはデジタル音源とLPの音、半導体アンプと真空管アンプの音、A級アンプとAB級アンプの音、いずれもどちらの音質が良いか悪いかという話ではないと思っています。

また音質を左右する要素の話として代表的なのは、ケーブルによる音質差異があります。とくにデジタル系ケーブルや電源ケーブルなどについては最近では多くの方が音質の差はあると認知しつつも、差がある技術的な理由については、明確な共通認識には至っていないと理解しています。

それらを踏まえたうえで、TuneBrowserの音質差については、以前「TuneBrowserは高域を操作している」というデマ情報については明確に否定しましたが、逆に、出力データのバイナリレベルでの一致を確保した上でそういう自分の思う音質の操作ができたらどれだけ素敵だろうと思います(^^;。残念ながらそれはできませんので、このまま今回も理由が明確にならないとしたら、これまで通り、TuneBrowserのなかを通過していく大量のデータの精度に最大限の注意を払いながら、負荷変動を極力抑えるように開発を進めていくということになりそうです。